ネットワーク設定

ESP32では以下の方法でインターネットに接続できます

  • Wi-Fi (b/g/n 2GHz)
  • Ethernet (10M/100M) (obnizOS 2.1.0 or later)

Wi-Fiの場合はアンテナなどが、Ethernetの場合には対応PHYトランシーバー(LAN8720またはTLK110)やコネクタの接続が必要です。

Protocol

クラウドとの通信にはTCPが利用されます。TLS通信が有効になるかどうかはアカウントのプランに依存します。

obnizOSが利用するプロトコルは以下の通りです。

OSプロトコル
obnizOS 3.0.2 or olderws://
obnizOS 3.1.0 or laterws:// or wss:// depends on Plan

設定方法

obnizOSでは

  • シリアル通信
  • アクセスポイントとなったESP32への接続(Wi-Fiのみ) (obnizOS 2.1.0以降)

の2つの方法での設定が可能です。obniz_cliを利用したobnizOS書き込みの際はデバイスキーの設定の後自動的にシリアル通信が始まるのでそのまま設定が可能です。またはターミナルソフトからESP32とシリアル通信を行うことで設定が可能です。詳しくはOS書き込みのページをご覧ください。

アクセスポイントとなったESP32への接続(Wi-Fiのみ)

この設定が可能なのは以下の状態の時です

  1. Wi-FiかEthernetかまだ選択していない状態
  2. Wi-Fiを選択したが、接続に失敗した、または接続可能なものが見つからない場合

上記状態でESP32はWi-Fiを出力しています。そこにスマートフォンなどから接続することでSSIDの選択と、パスワードや固定IP設定などが行なえます。

1 ESP32のWi-Fiに接続

ESP32が出力するWi-Fiにスマートフォンなどで接続します。obniz-XXXXXXXXといった名前のWi-Fiが出力されます。

2 パスワード入力

そのまま端末からブラウザを開き以下のURLを開くことで設定ページが開けます。OSのバージョンによりURLが異なります。

OSURL
obnizOS 3.0.2 or olderhttp://1.2.3.4
obnizOS 3.0.3 or laterhttp://192.168.0.1

接続したいWi-FiのSSIDをプルダウンから選択し、パスワードを半角英数で入力します。

固定IPやProxyを設定したい場合は「Option Setting」を開きます。

固定IPは

  • 固定IPアドレス
  • サブネットマスク
  • ゲートウェイIPアドレス
  • DNSサーバーIPアドレス

の設定が可能です。この中の1つだけを設定することはできず全てへの値の入力が必要です。

Proxy設定が必要な場合は

  • ProxyサーバーのIPアドレス(obnizOS3.1.0以降)
  • ProxyサーバーのPort番号(obnizOS3.1.0以降)

が設定可能です。

「Connect」を押すことで接続を試みます。成功か失敗かに関係なくブラウザは以下の表示となります。その時のブラウザの表示はOSごとに異なります。

OSブラウザの表示
obnizOS 3.0.2 or olderブラウザは「ページが開けません」となります
obnizOS 3.1.0 or later以下のような設定受け付けましたという表示の画面に遷移します。

成功すればオンラインとなります。失敗した場合は再度元の状態に戻りますのでパスワードなど再度確認してもう一度設定を試みてください。

シリアル経由設定-ネットワーク選択

シリアル経由での設定では以下の流れとなります。

  1. Wi-Fiか、Ethernetか選択
  2. Wi-Fiの場合はSSIDの選択とパスワード入力、固定IP、Proxyの設定
  3. Ethernetの場合は利用しているPHYトランシーバーとの接続設定

まずはネットワーク選択となります

-----Select Interface-----

0:Wireless LAN(default)
1:Wired LAN:

Wi-Fiの場合は0を、イーサネットの場合は1を入力します。
これ以降デフォルト選択肢があるもの以外入力が60秒を超えてもされない場合はESPが再起動します。
デフォルト選択肢があるものはそちらを選択したものとして進みます。(上記の場合Wi-Fiを選択したとみなされます)

シリアル経由設定-Wi-Fi

Wi-Fiを選択した場合は近くのWi-Fiスキャンが始まり、SSID入力待ちとなります。

Wi-Fi Scanning...

---Nearby SSID List---
 - obniz_wifi
 - AirPortXXX
 - freewifi2g-2019


Enter SSID-Pass
--- SSID ---
Input text >> obniz_wifi

接続したいSSIDを文字列として入力してエンターを押すことで選択となります。
次にパスワード設定となります。

--- Password ---
Input text >>

パスワードでは打った文字は表示されません。同じく入力しエンターで決定です。
次に固定IPかDHCPのどちらでネットワークに接続するか設定をします。

--- select Network ---
0:DHCP(default)
1:Static IP
Input number >> 

DHCPの場合は0固定IPなら1です。指定がない場合は0と入力します。

  • 0 : DHCPの場合は、次にProxyの設定をするか選択します。
  • 1 : 固定IPの場合はこちらを参考に設定ください。

設定後、Proxyの設定を行います。

--- Proxy Setting ---
0:Proxy disable(default)
1:Proxy enable
Input number >> 0

Proxyを無効にする場合は0有効にする場合は1です。指定がない場合は0と入力します。

  • 0 : 無効の場合は、次にWi-Fiに接続を行います。
  • 1 : 有効の場合はこちらを参考に設定ください。

設定後、Wi-Fiに接続を行います。

Wi-Fi Connecting SSID: obniz_wifi

うまく繋がらなかった場合は再度SSID選択画面となります。
接続が完了するとオンラインとなります。

Connecting Cloud
Online

固定IPの設定方法

固定IPの場合は設定に必要な項目を立て続けに質問されます。
固定IPの利用には下記4つすべての入力が必須となります。

--- IP Address ---
Input address >> 192.168.0.10
--- Default Gateway ---
Input address >> 192.168.0.1
--- Subnet Mask ---
Input address >> 255.255.255.0
--- DNS Address ---
Input address >> 192.168.0.1

それぞれに必要な値を入力し、エンターを押すと次の項目に移動します。

Proxyの設定方法

Proxyの設定にはプロキシサーバーのアドレスとポートの情報が必要になります。

--- Proxy Config ---
Proxy Address
Input text >> 192.168.8.11

--- Proxy Port ---
Port Area:0-65535
Input number >> 8080

それぞれに必要な値を入力し、エンターを押すと次の項目に移動します。

シリアル経由設定-Ethernet

有線LANの場合は利用するPHYトランシーバーとの接続設定を聞かれます、必要な設定は以下の順となります。

--- Phy Base Address ---
0-31:Address: 

PHYトランシーバーのベースアドレスです。接続されているトランシーバーの値を入力してください。

LAN8720の場合は0または1
TLK110の場合は31です。

--- Clock Mode ---
0:IO0 IN
1:IO0 OUT
2:IO16 OUT
3:IO17 OUT

PHYトランシーバーとESP32のクロック同期方法です

設定概要
IO0 INGPIO0でクロックを入力します
IO0 OUT50Mhzのクロックを内部APLLからGPIO0経由で出力します
IO16 OUT50Mhzのクロックを内部APLLからGPIO16経由で出力します
IO17 OUT50Mhzの反転されたクロックを内部APLLからGPIO17経由で出力します
--- Power Mode ---
0-40:GPIO reset + module reset
41:only module reset:

ESP側からのPHYトランシバーのリセット方法となります。

設定概要
0-40リセットとモジュールリセットを指定したGPIO経由で行います
41モジュールリセットのみ行います
--- MDC GPIO ---
0-40:GPIO:

PHYトランシーバーのMDCとの接続に利用されているGPIOの番号を入力します。

--- MDIO GPIO ---
0-40:GPIO:

PHYトランシーバーのMDIOとの接続に利用されているGPIOの番号を入力します。

--- CHIP ---
0:LAN8720
1:TLK110:

PHYトランシーバーを選択します。

設定が完了すると以下のように確認画面が表示され、入力した値が再度表示され、保存が行われます。

---Check Data---
PhyAddr:0
ClockMode : 3
PowerMode : 5
MDC GPIO : 23
MDIO GPIO : 18
CHIP : 0

Saveing...

保存されてすぐに有効となりクラウドへの常時接続を試みます。

接続が完了するとオンラインとなります。

Connecting Cloud
Online

設定のリセット

起動時またはインターネットへの接続がうまく行かない場合に短い時間(0.5秒ほど)のみ設定画面への移動を待機します。

Press 's' to setting mode: s

この状態でsを入力することで設定画面に入ることができます。

-----Select Setting-----

0:NormalBoot
1:Interface(Wireless LAN or Wired LAN)
2:All Reset
3:Wireless LAN Reset
4:Wired LAN Reset: 

リストの中から行いたい設定を選び数字を入力します。

設定概要
0設定画面から戻り通常モードになります
1Wi-Fi、Ethenertを切り替えます
2デバイスキーを除くすべての設定をリセットします
3Wi-Fiの設定をリセットします
4Ethernetの設定をリセットします

設定によっては以下のように確認画面が表示されます

-----All Reset (WirelessLAN and WiredLAN setting delete)-----

y:Yes
n:No: